肉断ち五年目
私が肉食をやめて今年で五年目になる。
スタート時は三日坊主で終わると思いながら気楽に挑んだが、気づけば五年だ。
その原動力は「動物」と「スピリチュアリズムの思想」である。
最も動物愛護の観点から肉食を卒業した。
人間の私利私欲のため命宿す動物を殺め、売り物にし、胃袋へ入れることに疑問と嫌悪感を抱いていた。
動物が犠牲になることに以前から憤りを感じていたのだ。
シルバーバーチの霊訓(スピリチュアル思想)では、動物たちは人間と共存共栄するため地球に誕生したと説く。人間と共生して一緒に魂を成長させるのだ。
動物は決して人間の商売道具でも栄養素でもない。
この時代、肉を食べなくとも多種多様な食材がごまんとあり、それらで十二分に必要なエネルギーは摂取できる。
実際に私は肉をやめても私生活に悪影響が出たことは一度もない。以前と変わらず普通に過ごせているし、大病はもとより風邪すら何年もひいていないのだ。
私一人が肉を断ったところで動物が救われるわけでも、肉食文化が廃るわけでもないだろう。
これはただの自己満足に過ぎないのかもしれない。けれど私は動物たちのため、そしてスピリチュアリストである限り今生でも来世でも、動物肉を口にすることは絶対にないだろう。
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