幽界 下層部と上層部の様子
その後、幽界⇒霊界⇒神界の順に覚醒した魂から移行していきます。
ここでは幽界の様子を下層部と上層部の二極に分けて綴ります。
ただ実際の幽界の層は無数にあり、その模様は千差万別。
よく死後の世界を解説する際に幽界と霊界とで線を引いたように区別した表現をしますが、厳密に言うと幽界は霊界のなかに在る一階層で、それは霊界内の下層階に当たります。
死後、幽界のどの階層に行くかは「生前の心の在り方や行い」によって自然と振り分けられます。
ざっくり言うと善人は上層部で悪人は下層部。(どっちつかずの魂は間の中層部へ行く)
そこは低俗な魂の集まり。
現世の映し出しとも言われ、人間界に現存する物は全てあります。生前と何ら変わらない生活を送るのです。
街も建物も山も海も何でもあります。(※上層部にもありますが光度や美しさが桁違い)
ただし低俗な魂の集合体ですから、妬み・嫉み・悪口・暴力・犯罪等が横行しています。その様子はまるで治安の悪い外国並み。
狂暴・自分勝手・利己的・煩悩まみれ・貪欲・邪悪。このような人物は死後下層部へと移行して、善人へと変貌しない限り、同類の魂たちと低次元の生活を営むはめになります。
物質主義から脱却し、これまでの己の過ちに気づき、悪行を反省して、霊的真理を学び魂向上を切望しない限りは何十年、時には何百年と下層部で過ごすこととなります。
人間臭は多少残っているものの、精神主義で利他的な善人が集う環境です。
ここでは皆が他者のことを思い、愛し、奉仕的。
他の魂を怨んだり蹴落としたり苛める者は一人もいません。
現世の言語では表現できないほど美麗で神秘的な世界です。
想念が実現化するので、思い描くだけで何でも出現させることが可能。
ここにいる魂は皆一様に天国にいるようだと思い永遠の滞在を望みますが、奮闘努力なしに夢が叶うので、充実感や当初の喜悦は失せて嫌悪と飽きに必ず苛まれます。
すると「他者のために何かしたい!」という思いが芽生え、自然と次のステージである霊界へと移行します。
霊界ではグループソウル(魂の家族。守護霊や前世がいる)へ溶け込み、そこにいる類魂たちと人間時代の経験を共有します。
そこでノットクリアの課題や不足した学びがある場合、新たな肉体や環境、時代をチョイスして再び人間界へと降り立ちます。
●「人間を経験する⇒死を迎える⇒幽界へ行く⇒霊界へ行く」。このルーティンを繰り返すことで魂が成長し、最終目的である神との一体化を迎えます。
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