神社にまつわること4
【大麻】
大麻(おおぬさ)⇒神主さんがお祓いをするときに用いる祓具。大幣(おおぬさ)とも表記します。
木の棒に紙垂(しで)と麻苧(あさお)がワサワサとついたハタキに似たものです。誰しも一度は目にしたことがあるでしょう。
「かけまくもかしこきいざなぎの~」という有名な祓詞を述べ、大麻を左右左(さゆさ)の順に振って対象の罪や汚れを祓います。
因みに塩をまく際にも左右左の順で浄めます。
【古いお守り】
お守りは購入から一年経過したら、購入した神社へ返納するのが基本。
大きな神社なら「納札所・納札箱」などがあるのでそこへ置いていけば良いです。
そして最後に神前で一年のお礼を伝え、必要なら新しいお守りを購入しましょう。
古いお守りを返す場所がない場合は、別の納札所がある神社に持っていっても構いません。
その際は両方の神社にお礼参りをしましょう。
お守りに関してもう一つ。
色々な種類のお守りを沢山持っている人がいますが、あれはよろしくありません。
複数所有するとハレーションを起こし、かえって逆効果。
例えるなら、一錠で十分なのに大量の薬を余分に摂取しているようなもの。必要以上に摂るとかえっておかしくなります。
【一霊四魂】
古神道に一霊四魂(いちれいしこん)という思想があります。
これは、霊は自我で、その表現媒体として四つの魂、即ち荒魂(あらみたま)・和魂(にぎみたま)・幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)があるというもの。
明治時代の神道家・本田親徳が唱えた霊魂観。この概念には一切根拠がなく、昭和に刊行された神道大辞典にも記載されていませんでした。
しかし近世、一霊四魂は真理ではないかと重視され、大本教の出口王仁三郎らによって構造や機能が研究されていくことになりました。
実はこの思想、スピリチュアルでいう自我と肉体・幽体・霊体・神体の四つの身体という説と全く同じなのです。
更にはこれらの身体に応じた物質界・幽界・霊界・神界が存在します。
神道界隈では受容されていなかったようですが、スピリチュアルの教えと一致する思想であることから、一霊四魂は絶対的真理であると結論づけられます。
【屋敷神】
屋敷神とは、屋敷やその土地を守護する神様のことです。
家屋の裏庭、または隣接する土地や少し離れた山林などに祠を設置します。(鳥居も一緒に設置することがある)
一般家庭や企業の土地・屋上に祀られていることが多いでしょう。
その祭神の大半を五穀豊穣から商売繫盛の神として信仰されている「稲荷様」が占めています。
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