自殺にならない自殺
過去日本において自殺には分類されない自殺がありました。
それは「ひめゆり学徒隊」の集団自決。
(※1945年の沖縄戦に看護要員として動員された女子学徒隊)
彼女たちは死にたくて死んだのではありません。
「辱めを受けるぐらいなら自ら命を絶つ」という思想が当時の本国にはありました。
その時代的な背景の中で死なざるを得なかった「自決」と、現代人の苦難からの逃げである「自殺」とでは、同じ「自死」でもまるで意味が違うのです。
また、「神風特攻隊」も死にたくて死を選んだのではありません。
(※第2次世界大戦中に旧日本海軍によって編成された特別攻撃隊)
彼らは「国を守るため」「家族を守るため」に自決していったのです。
どちらのケースも戦争という愚かで悲惨な所業が、彼ら・彼女たちの思想や判断を麻痺させ追い詰めたのです。
自殺に限らず人の行いは「動機」がいかなるものかが優先されます。
神は彼ら・彼女たちの心情や事象を考慮して、普通の自殺とは判断せず、寿命を全うした崇高な死と捉え天国へと導いたことでしょう。
戦争は物質主義的価値観が生み出した無意味で無利益な誰も得をしない最悪なカルマを作り出す鬼畜の所業、下衆の極み、地獄行きの罪過!
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