霊に怒鳴る
意想外な除霊法として『霊に怒鳴る』という手法があります。
私はこれまで多くの実話怪談を見聞きしてきましたが、霊が出現し霊障が発生した際に「うるさい!」「いい加減にしろ!」などと怒号を浴びせたら霊がいなくなった、静かになった、除霊できたという体験談が数多ありました。
実はこの策、理にかなっており塩や経などよりも効果てきめん。
霊も元は人間なのでこちらが発する文言を理解していますし、怒りの姿勢を示すことで委縮して縮こまるもの。
対人間と接するように怒気を放出することで、姿なき存在を消滅させることは霊能者でなくとも可能なのです。
これに似たような策で江原啓之さんが仰るのが『説得』です。
未浄化霊が出たとき、普通に話しかけ根気強く説得をするというもの。
「あなたは死んでいますよ」「然るべき世界へ行ってください」と、冷静な態度とマイルドな口調で霊へ成仏を促すのです。
霊の側からしてみても突然お経や呪文を唱えられたり、お酒や塩を振りかけられたらイラッときますし、余計に何かしてやろうと反骨心が生まれることでしょう。
時にはそういった専門的な除霊法も必要でしょうが、私は多くの場合、言霊だけで片がつくと思っています。
霊にしても人間にしても少なからず善の心を有しているわけですから。
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