色の波動
色が発する力はとてつもなく強力です。
そのパワーが人間に与える影響も計り知れません。
色の波動も、肉眼では見えないため見向きもされない。
現代は、街中も社内も部屋の中も服装も、黒や灰色のモノトーン一色で埋め尽くされている。
しかも、それがお洒落でカッコイイという風潮がある。お洒落の価値観なんてのは十人十色で様々だ。モノトーンを好む人もいれば、嫌いな人もいる。
黒=お洒落。という日本教が生み出した固定概念に縛られて、それぞれの色のエネルギーを無視して暗い色の環境下にいては、精神衛生上よろしくありません。無機質な空間に情緒は悲鳴をあげています。
美輪明宏さんが「黒とグレーの流行で日本はダメになった」と、仰っている。(以下、美輪さんの言葉)
真っ黒な服が大流行したのはバブル崩壊前夜のこと。それによって日本経済は破綻し、以来不景気が続いているのだ。犯罪が多発し、精神的に追いつめられたり、疲れきっている人々が多いのも、建物や街、暮らしの中の色合いに原因があります。
ビルの外装や駅の構内は殺風景なグレイで塗りつぶされ、黒やグレイの車ばかりが走り回り、人々の服装も汚い色だらけ。これでは人の心は荒んでいくばかりです。
美輪さんの仰る通り、日本国・日本人が転落した要因の一つに“色”が関係しているのだ。
それだけに色の効力というのは侮れない。
真っ黒ヒューマンにならないためには、日頃より明るい色と触れ合うことです。
●部屋⇒室内の面積を多く占める“ソファー”や“カーペット”を赤や黄色などの暖色系の色にすることです。
※特に【赤色】は【運気UP】【活力UP】【魔除け】の効果があります。
※神社の鳥居の赤もそういった意味があるのです。
普段から使用する“小物類“も赤中心で、オレンジ・黄色・青・緑・紫・シャーベット色などに変えること。どんなに小さな物でも、そこから発される波動には凄まじいパワーがあるのです。
モノトーン部屋に赤色の物が一つ置いてあるだけで、雰囲気も自分の精神状態もこれまでとは全く異なります。
色の波動は、風水や家相と同等の威力があるはずだ。家相が住人の人生を左右するように、色の力も確実に人間に作用している。
※因みに、風水発祥である中国の商店では、赤と黄色を建物のデザインに取り入れているお店が多く存在する。赤と黄色の組み合わせは、風水的な意味合いで運気UP、更には商売繁盛へと繋がるのだ。
●服⇒身に纏う物も前述の通り、赤などの明るい色を着ることです。
どうしても黒色を着る場合の対処法として、装飾品や靴下、下着、ハンカチなどを赤にする。
スーツでも黒やグレーが定番ですが、その際はネクタイを赤や青にすることで黒の魔力を中和してくれます。
※方位学でも、凶方位に向かうとき、出来るだけ赤色の物を身に着けるという対処法がある。それによって、大難を小難にして守ってくれるのです。
個人的には、かつて神社の縁日に存在した【見世物小屋】の外観は色彩豊かで魅了される。暖色系から寒色系までカラフルな色が使われているのだ。
あの奇抜さを見ると、日本にいることを一瞬忘却させるほどの迫力がある。
悲しいことに見世物小屋は随分前に無くなってしまい、この地球上で見ることは不可能だ。
だが、静岡県伊東市にある【怪しい少年少女博物館】というレトロテーマパークの展示品には、見世物小屋を彷彿とさせる懐かしくて派手な品々が置いてあり、四方から美しい波動が舞い散っている。
色の力を日陰者扱いしていてはダメ。色を持たない物質などこの世には無い。
大小に関わらず、色の力を巧みに活用することは"魂向上"の手助けにもなるのだから。
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