厄
~厄祓いの必要性~
厄年や衰運期に寺社へ厄払いへ出向く人がいますが、その効力にはやや疑問符がつきます。
なぜなら人生、厄と思えることも当人に必要ならば確実に起こるもの。
それをお祓いで無効にすることなど不可能。カルマの摂理に反しています。
どんなに高尚な聖人君主に祓ってもらっても消すことはできないのです。
厄や不幸は神が与えるもの。神の力を地上人種が制御することはできません。
クヨクヨする心配性の人はお祓いをしてもらえば気休めとなり、前向きな心を持てることもあるので、完全には厄払いを私は否定しません。
プラスの心意気を抱くことで、厄との対峙を楽しめることができ、結果的に成長の糧となるのです。
厄は人生にとって必要不可欠なもの。
それを噛みしめ堪能することで、経験を積み、気づきを得て、また一歩魂は成長します。
ハッピーで安楽な日々のなかでは成長しません。
例えば、病気になることで痛みを知り、その最中に健康の有難さを理解できます。
風邪一つしない人生では痛みも、苦しみも、看病してくれた人の優しささえも実感できなくなります。
厄を受けることでしか得ることのできない養分が個々で数多あるのです。
厄は最高の”成長材料”。
逃げずに相対しましょう。
神からのプレゼントなのですから。
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