勧善懲悪
芝居や童話などでは主に勧善懲悪形式が用いられています。
勧善懲悪とは、善事を勧め、悪を懲らしめること。
良いことをした人間がハッピーエンドでフィナーレを迎え、悪事をした人間には天罰が下って滅びバッドエンドで幕が閉じる。
こういった展開はフィクションの世界だけではありません。
現実の世界でも勧善懲悪は必ず成立します。
ただし物語のようにインスタントに迎えるわけではありません。
本人にとって最もベストなタイミングで、良い結果も悪い結果もゲリラ豪雨の如く突然降りかかるのです。
善を積んだ結果が一分後に訪れる人もいれば十年後にやってくる人だっています。
悪事も同じで、即座にしっぺ返しがくる人もいれば、何十年も経て贖罪をする悪人もいます。
とんでもない大悪党が長い間なにごともなく思い通りに過ごしていることがありますが、それでも絶対に罪滅ぼしのときは訪れます。
悪事の質が高く期間も長いほど、天罰のレベルはとてつもなく苛烈で耐え難いものになるのです。
『自分がした行いは良いことも悪いことも必ずそのまま返ってくる』
この因果の法則は完璧。狂いなく常に正常に作動し、善悪一切見落としなどありません。
この法則はイコール神。誰もが因果律の元で生き、支配されています。
神は一挙手一投足に至るまで常に私たち人類を熱のこもった眼差しで見ているのです。
0コメント