課題を探る
私たちは魂を成長させるため、人間という身ぐるみを被って現世に誕生しました。
そして、魂をピカピカにさせるためには、クリアすべき課題を終えなければなりません。
それは、今生で修了させないと来世に持ち越されるのです。
さらに来世でもクリアできなければ、また来世にバトンタッチ。
これではキリがありません。
よって、今生で修了すべきカリキュラムは今の肉体を所有するうちに成すべきなのです。
課題は人によって異なりますが、どんな人でも課題は生まれる前に霊界で自らの意思によって決めています。
しかし、それは現世に誕生したとき既に忘れています。
なぜなら、もし覚えていたら苦労もせずに簡単に成し遂げてしまうからです。
それでは魂成長に繋がらないのです。
犯人が分かっているサスペンスドラマを見ても面白くありません。
一度クリアしたゲームを再度挑戦してもつまらないでしょう。
正解を知っているテストを解いても意味がありません。
⇒これらと一緒で、事前に未来(人生のカリキュラム)を把握していては魂に磨きがかかりませんし、そもそも人間界にきた意味がないのです。
しかし、「これが自分のクリアすべき課題では?」と、推測することは可能です。
それを知る手立ては至って簡単。
それは・・・・・・自分が、「これは難しい。簡単には解決できない」と感じる出来事です。
たとえば、多額の借金があり、何年経っても返済できない。そのうえ、浪費癖があってお金にだらしない。
得たお金を生き金(人のために使うお金)にすることなく、全てが死に金。即ち、私利私欲を満たすためだけにお金を使う人。
このような人の場合、お金の有り難みを学び、浪費癖を治し、寄附などをして人のためにお金を生き金として使用する。ということが現世でクリアすべき課題の一つとなります。
このような性分ではない人にとっては楽に乗り越えられることなので、お金問題は課題とはなりません。
しかし、お金にだらしない人にとっては大きな課題。
返そうと思っても返せない。
治そうと思っても治せない。
一筋縄ではいきません。だからこそカリキュラムであり、魂成長に結合するのです。
ここで、思い出してみてください。
これまでの人生で、何度も同じ壁にぶつかり、その都度めげて転び、決して自分の思い通りにはいかない。
尚且つ、他の人には出来ても、自分には全く出来ない。
そこで挑戦を試みるが、良い結果は出ず、凹み、嘆き、怒り狂い、試行錯誤しても正しい答えがでない。
以上の事柄が絡む過去から現在までの事象。
必ず一つは思いつくはず。
そこに自分が今生でクリアするべき課題が潜んでいるのです。
頭をフル回転させ考えましょう。きっと真実が見えてきます。
その壁(課題)は見上げるほど高く、分厚く、微動だにしないでしょう。
でも、それこそ魂が・・・・・・グループソウルが……上昇する材料となるのです。
自分で考え抜いて決めた課題。
それを制覇できないはずがありません。
分相応、身の丈に合った課題なので、見えない存在たちの援助を受けながら果敢に挑むのです。
魂を鼓舞させ、己の内に宿る神と切磋琢磨し、課題を速やかに終わらせて霊界の美しい景色を目の当たりにしましょう。
貴方は一人ではありません。
——霊的存在たちに見守られているのです。
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