仏陀の言葉8
●友人もどき パート1
君よ、次の四つのポイントが揃っているような「求めてばかり」の友は、実は友ではなく、友人もどきだと幻滅しておくこと。
①君の都合を考えずに、「あれをして。これをして」と求めるばかり。
②ちょっぴり助けてくれたり優しくしてくれて、たっぷり見返りを求める。
③君に嫌われるんじゃないかと恐れるがゆえに、君のために優しく尽くす。そんな人は安心すると急に態度が悪くなるだろう。
④君とつきあうことで、自分にとってどんなメリットがあるのかと、損得計算しかしていない。
これら四つのポイントが揃っているなら、そんな友人もどきからは遠ざかるように。
長部経典『六方礼経』
●友人もどき パート2
君よ、次の四つのポイントが揃っているような「口先だけの友」は、実は友ではなく、友人もどきだと幻滅しておくこと。
①「あー、残念。今週は用事があって行けないけど、先週誘ってくれてたら行けたのにな」などと、過去の「あり得ないこと」でおもねる。
②「むむむ、残念。今日はフォークダンスの練習がしたいからダメなんだけど、またこんど暇なときなら、あなたの仕事を手伝いますよ」などと、未来の「あり得ないこと」でおもねる。
③君が困っているのに、その困難を解決するのには役立たない、しかし口当たりの良い言葉でおもねる。「それは困ったわね。ところで、あなたのネコちゃんは元気? あんな可愛い子がいていいわね」など。
④「今、これから」と、君が打診したことに対しては、「ごめんなさい、今はムリ」と断ってくる。
長部経典『六方礼経』
●友人もどき パート3
君よ、次の四つのポイントが揃っているような「君が喜ぶことばかり言う友」は、実は友ではなく、友人もどきだと幻滅しておくこと。
①君にとって悪いことでも「うんうん、そうだよね」と口先で同調する。たとえば君がグチを言っていて自分の心を醜くしていても、いいかげんに「そうだよね」などと言う。
②君にとって良いことでも、君に「そうだよね」と口先だけで同意する。君が素敵なアイディアを聞かせても、「そうだよね」と言いつつ、せっかくの良いこともまともに聞いていないので、会話が弾まない。
③目の前ではいつも君のことを「へえ、そうなんだ、すごいね」とか「さすがだね、尊敬するよ」などと褒める。
④君のいないところでは「あの人ってちょっと褒められると調子に乗るからちょっとね」などと、陰口を言う。
長部経典『六方礼経』
●友人もどき パート4
君よ、次の四つのポイントが揃っているような「財産を減らすきっかけになる友」は、実は友ではなく、友人もどきだと幻滅しておくこと。
①自分の内面を見張る感情コントロールを破壊する原因、すなわちアルコール類を飲みに行くときにばかり同行する。
②夜遅く、街に遊びに出かけるときにばかり同行する。
③映画やコンサートなどの、自分の内面から目をそらす娯楽に行くときにばかり同行する。
④ドキドキ興奮して自分の内面を忘却してしまうこと、すなわち、ギャンブルをするときにばかり同行する。
長部経典『六方礼経』
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