シルバーバーチQ&A 10
⇒スピリチュアリズムを現世に広めた第一人者であり、江原啓之さんがスピリチュアリストになった動因でもあるのです。
【シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A】より一語一句カットすることなくシルバーバー チのアンサーを掲載します。
●シルバーバーチのお言葉を受容した者は感激して、救われ、地上天国という理想郷の創造と同時 に、自己の魂成長に全身全霊を捧げることだろう。
Q「幼い子どもが激痛を伴った不治の病に苦しんでいる場合、何に原因があるのでしょうか?
また、公正といえるでしょうか?」
A『霊的な問題を物的な尺度で解くことはできません。
永遠という時を、地上生活というカケラほどの体験で裁いてはいけません。無限の摂理によって支配されている神の公正を、目の前の束の間の現象だけで理解することはできません。
小さいものが大きいものを理解することはできません。一滴の水が大海を裁けるでしょうか。部分に全体がわかるでしょうか。
宇宙は私たちの想像を絶した摂理によって経綸されており、これに私は常に敬虔な敬意を払っています。完全な英知から生み出されたものだからです。誤りというものがあり得ないのです。
人間の目から見れば公正とは思えないかもしれませんが、それは限られた一部しか見ていないからです。全体を見ることができれば、ご意見も変わるでしょう。ほんの短い地上人生を送っている人間には、永遠は理解できません。埋めあわせ、ないしは償いというものが、どういう具合に行われるか、人間には理解できません。
あなた方には、霊の世界の豊かさ、美しさ、不思議さを理解する手だてがありません。地上のどこを探しても、比較・対照するものが見当たらないからです。ならば当然、理不尽と思える事態の裏側にどのような摂理が働いているかを、判断力も視野も限られているはずのあなた方に、どうして説明できましょう? 不公平や理不尽を口にされる方は、まだ人間を身体だけの存在として考えている、つまり物的世界の観点から考えており、永遠の観点から見ていないのです。
霊そのものは、性病を患うことはありません。霊が不具になったり、奇形になったり、腰が曲がったりすることはありません。親の遺伝的体質や後天的性癖は受け継ぎません。地上で自我を表現するために宿っている身体には影響しますが、それが個性を変えてしまうことはありません。
たしかに、地上的観点から見れば、つまり物的見地からのみ人生を見つめれば、病弱な身体で生まれてきた人のほうが、健康な身体で生まれてきた人より辛い思いをすることでしょうが、それは宿っている霊については当てはまりません。
身体が病弱だからといって霊も貧弱ということはなく、身体が健康だからといって、霊も健全というわけではありません。それどころか、霊的進化にとってかけがえのない体験である痛みと苦しみを数多く味わっただけ、それだけ霊的に豊かになっているとも言えるのです』
Q「治らない患者は、治る資格がまだできていないからだとおっしゃいましたが、それでは単純過ぎるように思えるのです。それでは悪人はいつまでたっても治らず、善人はいつでも治るということになるからです」
A『そんなに単純なものではありません。それは、あまりに皮相な見方です。問題を霊の目で見ていないからです。たとえば、苦難は人間にとってはご免こうむりたいものでしょうが、私たちから見れば実にありがたいものなのです。
凶事に遭うと、人間は万事休すと思いますが、私たちの立場から見ると、それが新たな人生の始まりであることがあるのです。
善とか悪といった用語を、あたかも善人という人種、悪人という人種がいるかのように、物的基準で用いてはいけません。私たちの価値基準は、あなた方の価値基準とは必ずしも同じではありません。私は、治るためにはそれだけの霊的な資格がなければならないと言っているのです。
善人とか悪人といった言い方はしていません。魂が真の自我に目覚めれば治る資格ができたことになります。そうなったときに、治療が功を奏するのです』
Q「カルマの関係はどうでしょうか?」
A『患者のなかには、前世でこしらえたカルマをもち越している人がいます。
そのカルマ、つまり因果律が成就されずに残っている場合は、治療効果が出ないでしょう。
霊的進化の過程で因果律が成就している場合、つまり、原因に対する結果が出切って、カルマが精算されている場合は、治療は成功するでしょう。
魂に霊的治療エネルギーを受け入れる準備ができているからです』
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