百物語
百物語は数人の人間が集まり、怪談を100話語ると、その場で怪異が起こると言われています。
私は実行したことがありませんが、実話怪談を見聞きしていると、百物語終了後、または百物語最中に怪異が発生したという体験談が多々ありました。
また、興味深いものに、読む怪談”新耳袋”は、発売当初(初版)百話ピッタリ怪談が収録されていたのですが、一夜で読破した読者から「読み終わった後、怪異が起こった」という苦情? が出版社へ寄せられたとか。
その後、新耳袋は改訂して99話までとなりました。因みに、初版は既に絶版で手に入らないようです…。
この件が原因か定かではありませんが、現在出回っているほとんどの怪談本は、99話までしか収録されていません。
しかし、ごく稀に百話、もしくは百話以上収録されている怪談本が存在します…。
余談ですが、私が過去に怪談本を読んでいるとき、差しておいた栞が先のページに移動していたという事例が二回ありました。
他の小説や実用書では一度もそんな経験はないので、これは霊のイタズラだと確信しています。
そのページの怪談をいの一番に読んでほしかったのでしょう…。
怪談は教訓話、更には戒め効果もあります。しかし、百物語は少々デンジャラス…。
なぜなら、百物語はある種、エンジェルさんや一人かくれんぼと同じ交霊術だと私は考えているからです。
決して娯楽ではありません。
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