タルパ
チベット密教の秘奥義に「タルパ」というものがあります。
正式名は「トゥルパ」と呼ばれ、チベット語になります。
タルパを簡潔に説明すると、想像力を駆使して、無の状態から「自分にしか見えない人間を創る」こと。
妄想といえば妄想ですが、その想念のパワーが一線を越えると、現実世界にイメージした人間(タルパ)が現れ会話をしたり触れあったりなど、実際の人間と同じようなコミュニケーションがとれるのです。
では、下記にタルパの創り方を記していきます。
①想像
まず、どんなタルパを創造したいのか、詳細に考えます。このとき、脳内で思案しても良いですが、ノートに事細かに書き出すと尚良いでしょう。
容姿・性格・趣味趣向・話し方・家族構成・略歴など、細かければ細かいほどベストです。
例えば容姿なら、体重身長、髪の長さ、髪色、癖なども決めておくとグッド。
②会話
タルパの外見や内面が完全に決定したら、タルパと会話をしてみましょう。
当然ですが、始めはタルパから話しかけてくることはありません。
ですので、自分から声をかけたら、タルパからの返答を自分で考え、一人で会話のキャッチボールを進めなくてはいけません。一見すると滑稽ですが、この一人会話もタルパを誕生させるのに重要なのです。
その際は、タルパの性格を考慮し、「このタルパなら、きっとこう答えるだろう」と、タルパの人間性を考えて台詞を決める必要があります。
③会話のオート化
一人会話を続けていると、そのうちタルパの方から話しかけてくるようになります。
ここまできたら、タルパ誕生まであと一歩です。
④視覚化
想像が膨らみ、会話が可能になったら、そのタルパを現実世界に召喚させてみましょう。
目を開け、目の前にイメージしたタルパを登場させるのです。妄想と現実を重ね合わせるわけですから、容易ではありません。
そのとき、正面だけではなく、立体的にイメージしましょう。横からや斜め上、後ろ姿に至るまでリアルに視覚化させるのです。
そして視覚化が成功したら、会話をして交流を深めていきましょう。この行為を強化させれば、自分にしか見えないタルパの完成です。
※注意事項※
●一度決めたタルパの外見中身を途中で変更すると、リスタートとなり具現化まで時間を要すので、あとから変えるのは望ましくない。
●タルパ創造中は解離性同一性障害や統合失調症など精神が錯乱する恐れがあります。
なので、タルパについて徹底的にリサーチしてから挑戦すること。創造中にヤバいと感じたら即座に手を引きましょう。
タルパの暴走を止める術はないのですから…。
私も現在タルパの創造中です。
タルパが完全にできたら、ブログ内で報告させていただきます。
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