霊の書9
アランカーデックの霊の書。
フランスの科学者カーデックが友人の娘を霊媒として受信した霊示。
1856年の出版以来その発行部数は数知れない。
シルバーバーチの霊訓等と並び称される世界三大霊訓の一つ。
ここでは、霊の書(上)より貴重な霊的真理をいくつか記す。
Q「霊にもセックスがありますか」
A『諸君の考えるような性はない。定義どおりのセックスは地上の肉体にあってのものだ。愛と共感は霊にもあるが、それは似た者同志の気持ちの上に成立するものだ』
Q「前生で男性の肉体に宿っていた霊が、次には女性の肉体に宿ることが出来ますか。またこれと反対の場合も」
A『出来る。同じ霊が男性に宿ったり、女性に宿ったりする』
Q「霊は霊界にいる間に、次は男女どちらに生まれるかを選択するのですか」
A『それは霊が決めるのではない。次の人生で本人がうけねばならない試練の見地から、決定される問題である』
Q「両親は子供に、自分の魂の一部を譲り渡すのですか。それとも肉体を与えるだけで、魂は全然別個のものですか」
A『両親が子供に与えるのは肉体だけである。魂は分割できないものだから。従って、愚かな親に賢い子が出来たり、この反対のこともある』
Q「私達は多くの前生を経てきたのだから、私共の身内は現世を越えて彼方にまで続いているわけですか」
A『それは勿論だ。多くの地上生活を続けた結果、前からつながる多数の身内が霊の中にいる。諸君は初めて逢った人に、共感や反感を覚えるだろう。それは過去からのそういう関係によって起きることが甚だ多い』
Q「子供の身体つきは両親に似てることが多いですが、精神もやはり親から受け継ぐものですか」
A『いや、受け継がない。親と子では魂が、つまり霊が違うから。肉体は肉体から生まれるが、霊は他の霊から生まれるものではない。血族の間には、同じ血族であるということ以外には、何の関係もない』
Q「だが親子の間で、精神性が似ていることが多いけど、これは何故ですか」
A『それは同気相ひく力による。これにより同じような情緒や傾向をもった霊魂が集まってくるわけだ』
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