各種自殺について
シルバーバーチは自殺に関して次のような見解を示しています。
『寿命を全うせずに無理やり霊界へ行けば、長い調整期間の中でその代償を支払わなければならなくなる。利己的な波動によって周囲にミゾをこしらえてしまうから』
一口に自殺といっても考慮すべき条件がケースごとに異なっています。
その者が地上人生をどのように送ってきたか、霊的な発達程度はどうか、自殺の動機は、自殺に至る心情や事情等。
そのため自殺者の死後の状況も皆一律ではありません。
①利己的自殺の場合
この場合、自殺者の意識は内側に強く向いて閉じられています。
分厚い闇の壁を自ら作り出し、その中に閉じこもっている状態。
そしてそこから脱するには自分の意思で出るしかありません。
仮に救済霊が来ても、壁のせいでコンタクトが阻まれ一切の救助が不可能です。
自殺者本人の意識変化が起きて自発的に踏み出さない限り、負の感情が消えることはなく、延々と暗闇を彷徨い続けます。
②利他的自殺の場合
自己犠牲的な動機が強い自殺の場合は、利己性は薄いので、当人の意識は外側に向いて開いています。
そのため一旦は暗い世界に落ちますが、救済してくれる霊たちとの接触は極めてスムーズに運びます。
③憑依霊による自殺の場合
このケースもしばらくは暗闇で過ごすことになりますが、自殺の責任は主に憑依霊側にあるので、利他的自殺同様に救済は早い傾向にあります。
(※憑依する霊も悪ですが、憑依される人間側にも多少の過失はあります。憑依霊側が悪いとは一概には言えません)
因みに憑依霊は人間を自殺させてしまったという悪行の償いをしなければなりません。
最後に自殺ではありませんが「死刑」について。
スピリチュアリズムでは死刑制度は反対されています。
罪人から贖罪の権利と肉体を奪う。殺人と類似しています。
シルバーバーチは死刑について次のように述べています。
『死刑に処するということは正義からではなく報復心に駆られているという意味において間違いである』と。
霊界通信には『罪人は矯正するか隔離するかのいずれかにすべきであって、身体を奪ってはなりません』と言われています。
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