人間保護色論
美輪明宏さんの思想の一つに【人間保護色論】というものがある。
カメレオンが保護色の動物であるように、人間も保護色の動物なのだ。
その人が置かれている住環境・使用している小物類・普段の会話・読んでいる本や聴いている音楽などが、そのまま“滋養”となり、見えない“膜”となってその人を包んでいる。
色なき色となり、その人を包み込み、その“人となり”を如実に語っていく。
世の中には目に見えないものと、見えるものが在り、肉眼で見えないものは粗略に扱われがちだが、実はそうゆうものこそが“人間を形成“していくのだ。
だから美輪さんや江原さん、老舗宗教団体のトップの方たちは人間離れした特異なオーラを放っているのだろう。
外見をいくら物質の力で豪華に装っても、それは“偽り”の姿でしかない。
見えない力が確実に働き、その虚像は払いのかれて本当の自分が露わになるだろう。
見えない膜は今まで己が培ってきたもの。見えないからこそ、その膜を容易に消すことはできないのだ。
良い膜も悪い膜も、オーラのように発散されて隠しようがない。
色鮮やかで輝かしい保護色を纏いたいならば、見えない世界や存在と共存して人生の旅路に取り入れること。
小さな積み重ねが自分色を醸し出し、人生を大きく左右するのだ。
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