霊の書2
アランカーデックの霊の書。
フランスの科学者カーデックが友人の娘を霊媒として受信した霊示。
1856年の出版以来その発行部数は数知れない。
シルバーバーチの霊訓等と並び称される世界三大霊訓の一つ。
ここでは、霊の書(上)より貴重な霊的真理をいくつか記す。
Q「魂は一定のしっかりとした形をもっていますか?」
A『人間の目から見れば、そうは見えない。しかし、吾々霊魂の目よりすれば、魂は形をもっている。と言っても、人間からすれば、何やら焰のような、微光のような、エーテルの火花のようなものに見えるかもしれぬが』
Q「霊の空間の移動には時間を要しますか?」
A『必要とする。但し、その動きは思念の速度と同じである』
Q「思念とは、魂そのものの動きではないのですか。つまり、魂が思念する場所や目的物へ向かって、魂自身が動くことではないのですか?」
A『思念するものが魂である限り、思念ある処に魂あり。思念は魂の属性である』
Q「物質は霊の移動の障害となりますか?」
A『いや、霊はあらゆるものを貫通する。空気も土も、水も火も、ものの数ではない』
Q 「霊はあらゆる処に在ることが出来ますか?つまり、霊は自分を分割できるのか、同時に幾つもの場所に存在できるか、ということですが」
A『どんな霊も自己を分割することは出来ない。しかし、霊とは光を放つ中心と言えるものであって、従って、一つの霊が同時に、幾つかの場所に存在するように見えるかもしれない。丁度、太陽は一個の塊でありながら、あらゆる方向に光を放ち、その及ぶ範囲は莫大なものである。しかし太陽は分割されたわけではない』
Q「霊の放射する力は、どれでも同じですか?」
A『それは多大の相違がある。それというのも、浄化程度の相違によるわけである』
Q「霊は外被をまとっているのですか。また一部で言われるように、ある種の物質に包まれているのですか?」
A『霊は、人間の目には、蒸気のように見えるある種の物質でくるまれている。但し、吾々霊の目には甚だ濃厚に見えるが。しかしこの外被は、空間を自在に飛行するにふさわしい程、軽やかなものである』
Q「霊はどこから、その半物質の外被を引き出すのですか?」
A『各天体の宇宙的液状体から引き出す。従って天体によって霊の外被は違う。霊が一つの天体から他の天体へ移行する時は、諸君が着物を変える具合いに、その外被を変える』
Q「此の地上より高級の世界に住んでいる霊が地上に出現する時は、鈍重な物質を身にまとわねばならないのですか?」
A『そうだ、地上に入るためには、地上の物質を身にまとわねばならぬ』
Q「この半物質の霊の外被は、一定の形をもっていますか、また吾々人間にも知覚できますか?」
A『左様、霊は自分の好む形をとることが出来る。従って、場合によっては諸君の夢の中、あるいは目覚めている時にも、諸君の目に見えるように出現することが出来る。目に見えるだけでなく、手で触れるようにさえ出来る』
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