霊の書4

アランカーデックの霊の書。

フランスの科学者カーデックが友人の娘を霊媒として受信した霊示。

1856年の出版以来その発行部数は数知れない。

シルバーバーチの霊訓等と並び称される世界三大霊訓の一つ。

ここでは、霊の書(上)より貴重な霊的真理をいくつか記す。


Q「魂とは何ですか?」


A『肉体を纏った霊のことである』


Q「肉体と結びつく以前、魂は何だったのですか?」


A『霊であった』


Q「では、魂と霊とは全く同じものですか?」


A『そう、魂とは霊である。肉体をまとう以前、見えない世界に住む一個の知的存在であって、その浄化と啓発の目的のために、一時的に肉体に宿るのである』


Q「人間には、この魂と肉体の外に、何かありますか?」


A『魂と肉体を結びつける媒体がある』


Q「その媒体とはどのようなものですか?」


A『それは半物質。つまり、魂と肉体の中間的性質のもの、それ故にこそ、両者の仲介が出来るのである。この媒介を通じ、霊は物質に作用し、物質はまた霊に作用するのである』


〔注解〕

人間は三つの要素から構成されている。

①肉体、これは動物と同じで、活力原理から生気を受ける。

②魂、即ち肉体に宿った霊のこと。

③両者の媒介物、外被。半物質で霊の外被として肉体と結びつけるもの。


Q「死ぬと魂はどうなりますか?」


A『魂は再び霊となる。即ち、しばらく留守にしていた霊の世界へ帰るのである』


Q「死後も、魂に個性はありますか?」


A『ある。魂が個性を失うということはない。個性のない魂、いったいそれは何と申すべきか』


Q「肉体を捨てた魂が、どのようにして個性の意識をもち続けるのですか?」


A『魂には依然として個有の液状体がある。これはその天体の大気から魂がひき出すもので、生前と同じ形姿を具えている、魂の媒介である』


Q「魂はこの地上生活から何ももって行かないのですか?」


A『地上生活の記憶、及びよい世界へ入りたい欲求、その外にはない。その記憶というのは、どんな地上生活を送ったか、それに応じての喜びと苦しみ。魂の浄化が進んでいる者ほど、地上に残したものに対する執着は少ない』

信仰は自分自身が教祖様

スピリチュアリズム(霊的真理)普及ブログ。 【シルバーバーチ・江原啓之・美輪明宏・一人一宗教・霊魂・守護霊・死後の世界・宗教・神道・仏教・生死・因果律・波長・占術etc.】ブログ主=内垣潤哉・(公益財団法人)日本心霊科学協会 正会員