お墓の迷信2
【壊れた墓石を放置すると祟りがある】
墓相学では墓石の欠け、ひび、シミなどの劣化を修繕せず放置していると先祖が怒って子孫を祟るなどと言いますが、そんなことはあり得ません。
先祖は霊的に成長しており物質に執着しません。ですから住処でもないカルシウム(遺骨)収納所が破損したところでなんとも思わないのです。
仮に墓石劣化に激怒する先祖がいても、子孫を祟る行為など現実的に不可能です。
あまりに酷い有様なら修繕しても良いですが、お墓がキレイになっても汚くなっても先祖は何とも思いません。
【お墓参りをするといいことがある】
これも墓相学を中心に言われていますが100%出鱈目。
お墓参りして幸運が起きればみんな毎日足を運びますし、墓じまいや墓離れなどという言葉は生まれません。
お墓は霊界で暮らす先祖へ近況報告と報恩感謝を伝える中継所。
煩悩を抱いて赴く場所ではありません。霊園は幽玄で神聖な異界なのですから。
【墓じまいするとバチがあたる】
これも古い迷信と因習です。既出ですが先祖はお墓への執着も愛着もありません。
子孫が絶え、経済的にも体力的にもお墓を管理できないケースが現代では多々あります。
それは致し方ないこと。先祖はそのことを重々理解しています。
ですからそんなことで天罰が下ることはありません。
【お墓がないと成仏できない】
お墓の存在が成仏を左右するわけではないのでこれも誤謬となります。
成仏の条件は現世への未練・執着を失くすこと。お墓の有無は無関係です。
お墓を有していない家庭もあるわけですから、お墓の存在が死後の行末を決める摂理などありません。
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