神社にまつわること5
【燈籠】
神社の参道両脇に置かれている石燈籠。これは明かりを灯し、神の加護を願うためのもの。
また、祭りの際に神が鎮座する目印になるとも言われています。
燈籠は現在、「台燈籠」と「吊り燈籠」の二種に大別できます。
台燈籠は文字通り台座の上に設けられた固定式のもので、最もベターな燈籠。
吊り燈籠は台燈籠をコンパクトにしたもので、軒先などに吊るされて使用されています。
【注連縄】
鳥居や拝殿には注連縄が張られています。
注連縄はその内側が「神域」であることを示すためのもの。
注連縄は約3種類に分けることができます。
まず「前垂注連」。これは紙垂と紙垂の間に藁を2、3本垂らしたもの。
そして「大根注連」と「牛蒡(ごぼう)注連」。これは注連縄の形状がそれぞれ大根と牛蒡に似ていることから命名されました。
【狛犬】
参道の両脇に置かれた狛犬は神社の守護や魔除けといった役割を果たす「獅子像」です。
特に形式はありませんが、一般的に「阿吽」の姿で表されることが大半です。
向かって右側に置かれるのが口を開いた阿型で、左側に置かれるのが口を閉じた吽型。
阿吽とは物事の初めと終わりを表したもので、一対で神羅万象が完結すると言われています。
因みにこれは仏教の仁王像が阿吽型になっているのと同じです。
【手水舎(てみずや・ちょうずや・てみずしゃ)】
拝礼前に心身を清める役割がある手水舎。一般参拝者が行う簡略化した禊です。
「手水の作法」
①右手で柄杓を持って水を汲み、左手を清める。
②左手に柄杓を持ち替え、右手を清める。
③再び右手に持ち替え、左の手のひらに水を溜め、口をすすぐ。(※柄杓に直接口はつけない。水は飲み込まずに吐き出す)
④最後に左手を清め、柄杓の柄を清めて元に戻す。
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