あの世の学校
あの世には、毎日のように無数の死者が送りこまれます。
その中には、生前スピリチュアルを学ばなかったために、霊的真理を一つも持たず手ぶらで来る者もいます。
そういった者に守護霊たちが、再生のメカニズムや幽界・霊界のライフスタイルなどを説いても、一向に納得せず頭を捻るばかり。
そこで、そのような無知な魂たちに、霊的真理を教示する先生たちが立ち上がるのです。
それが、あの世の学校。
現世のように校舎や体育館、ペンやノートがあるわけではありません。
(※生きている者に理解しやすいよう、学校という表現を使っているだけです)
死後は肉体がないので、人間時代のようなコミュニケーションはとれません。
では、どうするかというと…それは、テレパシー。
あの世は想念の世界なので、以心伝心で意思疎通が可能なのです。
何を言いたいのか、何を考えているのか。言葉にせずとも瞬時に察することができます。
しかし、言いたいことが分かっても、霊的真理無知の者は心から「なるほど!」とは思えません。
半信半疑で先生へ疑いの眼差しを向けるのです。
特にその状態が深刻な者は、生前誤った真理を刷り込まれた者。具体的には、インチキ宗教の虜になっていた人たちです。
「輪廻転生などない。守護霊はいない。私(教祖)を崇めていれば天国で暮らせる」などと、ホラを吹いている宗教を信仰してしまったために、授業の内容など耳に入らず、その宗教の教えに反することは一切受け入れません。
また、無宗教者でも、「死ねば無になって終わり」と強く信じていた者も、先生の言うことに得心がいきません。頑固ジジイのように、己の思想を絶対に曲げないのです。
以上のような者たちは死後の世界では異端児。でも、それも想定済みなので、先生方は一心不乱にあの手この手で真理を教えてくれます。
一方、生前にスピリチュアルを修学していれば、入学は不要。
すぐに厚待遇の一流企業へ入社して、きらびやかな生活を送れるのです。
肉体は有効期限がありますが、魂は永遠に活動し続けます。
今の生活は永遠の観点から見れば随分と短いもの。現代は100年時代などと言われていますが、それでもたかが知れています。
今だけを見ず、死後のことも見据えて日々生きていくのです。
そして、VIP霊魂となり、幸せな死後ライフを送りましょう。
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